服を購入するとき、「いつもMサイズだから今回も同じでよいだろう」「サイズ表を見ても、どこを確認すればよいのか分からない」と迷う方もいるのではないでしょうか。同じサイズ表記でも、ブランドや商品によって実際の寸法は異なります。この記事では、メンズ服のサイズ表の見方から、自分の寸法を確認する方法、アイテムごとのチェックポイント、試着やお直しを含めた考え方まで解説します。

メンズ服のサイズはどう選ぶ?

服のサイズにはS・M・Lなどの表記がありますが、それだけで自分に合うかを判断するのは難しい場合があります。同じMサイズでも、ブランドや商品、デザインによって実際の寸法が異なるためです。

また、細身に設計されたシャツと、ゆとりを持たせたシャツでは、同じサイズ表記でも着用したときの印象は変わります。まずはサイズ表記だけを見るのではなく、自分の体の寸法と商品の寸法を確認しましょう。そのうえで、実際に着用したときのシルエットや動きやすさまで見ると、自分に合う一着を判断しやすくなります。

まず知っておきたいサイズ表の見方

自分に合った服を選ぶには、商品に記載されているサイズ表を確認することが基本です。ここでは、サイズ表を見る際に知っておきたいポイントを紹介します。

S・M・Lだけで判断しない

S・M・Lといった表記はサイズを判断する目安になりますが、具体的な寸法がすべての商品で統一されているわけではありません。普段Mサイズを着ている方でも、商品によっては別のサイズが合うことがあります。以前購入したことのあるブランドでも、商品によってシルエットや寸法が異なる場合があるため、肩幅や身幅、着丈なども確認しましょう。

「身体寸法」と「仕上がり寸法」の違いを知る

サイズ表を見る際に確認したいのが、「身体寸法」と「仕上がり寸法」の違いです。身体寸法は、その服を着用する人の胸囲やウエストなどを基準として示した数値です。一方、仕上がり寸法は、服そのものを測った寸法を指し、「実寸」などと表記される場合もあります。

服には動くためのゆとりや、デザインとして設けられたゆとりがあります。そのため、自分の身体寸法と服の仕上がり寸法が同じになるわけではありません。サイズ表では、どちらの数値が示されているのか確認しましょう。

ブランドや商品による違いも確認する

同じサイズ表記であっても、ブランドや商品によって設計は異なります。海外ブランドでは、日本で一般的に見かける表記とは異なるサイズが使われることもあります。「このブランドならいつもこのサイズ」と決めるのではなく、購入する商品ごとにサイズ表を見ることがポイントです。

自分のサイズを測ってみよう

サイズ表と比較するには、自分の体の寸法を把握しておくと便利です。一度測った数値を記録しておけば、新しく服を購入するときにも参考にできます。

上半身で測っておきたい部位

シャツやジャケットなどを選ぶ際は、主に次のような部位を確認します。

  • 胸囲:胸まわりを水平に測る
  • 肩幅:左右の肩先を目安に測る
  • 袖丈:肩先から手首付近までの長さを目安に確認する
  • 首まわり:首の付け根付近を一周して測る

ブランドや商品によってサイズ表に掲載される部位や採寸方法は異なります。採寸方法が案内されている場合は、その内容に沿って確認しましょう。

下半身で測っておきたい部位

パンツを選ぶ際は、次のような寸法が参考になります。

  • ウエスト:パンツを着用する位置を目安に一周する
  • ヒップ:お尻の最も張っている部分を目安に一周する
  • 股下:脚の付け根から足元方向への長さを目安に確認する

パンツはウエストが合っていても、ヒップや太ももまわりなどが窮屈に感じる場合があります。複数の寸法を確認し、全体の着用感を見ることがポイントです。

手持ちの服を測る方法もある

自分の体を測るほかに、現在ちょうどよく着られている服を採寸する方法もあります。例えば、気に入っているシャツの肩幅や身幅、着丈を測り、購入を検討している商品の仕上がり寸法と比較します。パンツであれば、ウエストや股下などを比較するとサイズ感をイメージしやすくなります。

ただし、素材やデザインが異なれば、同程度の寸法でも着用感は変わります。数値は一つの判断材料として、素材の伸縮性やシルエットなども確認しましょう。

メンズ服のサイズはどう選ぶ?自分に合う一着を見つけるポイント

アイテムごとに確認したいポイント

服の種類によって、サイズを選ぶ際に確認したい部分は異なります。ここでは、代表的なアイテムごとに見ていきましょう。

シャツ

シャツでは、肩幅や身幅、袖丈、着丈などを確認します。ビジネス用のシャツであれば、首まわりも見ておきたい部分です。肩や胸まわりが窮屈ではないか、腕を動かしたときにつっぱらないかなども確認しましょう。また、裾をパンツに入れて着用するのか、外に出すのかによっても適した着丈は異なります。

ジャケット

ジャケットでは、肩まわりや胸まわり、着丈、袖丈などを確認します。肩の位置が合っているかに加え、ボタンを留めた際に窮屈ではないか、腕を無理なく動かせるかも見ておきましょう。中にシャツやニットを着る場合は、実際に合わせる服装に近い状態で試着すると判断しやすくなります。

パンツ

パンツは、ウエストだけでサイズを決めず、ヒップや太ももまわり、股下、裾丈なども確認しましょう。立った状態だけではなく、歩いたり座ったりした際の着用感も確認します。ベルトで締めなければ大きくずれてしまう、座ると極端に窮屈になるといった場合は、別のサイズやシルエットを検討する方法もあります。

コート・アウター

コートやアウターは、中に何を着るのかを想定して選びましょう。シャツの上から羽織る場合と、ジャケットや厚手のニットの上から着用する場合では、必要なゆとりが異なります。

肩や胸まわりに無理がないか、袖丈や着丈が長すぎないかなどを確認します。仕事でスーツの上から着るコートであれば、実際にジャケットを着た状態で試着すると判断しやすくなります。

試着するときに確認したいこと

試着では、鏡の前に立った状態だけで判断せず、横や後ろからの見え方、動いた際の着用感まで確認しましょう。

  • 正面・横・後ろから全身を見る
  • 肩の位置や身幅を確認する
  • 袖丈や着丈、パンツ丈を見る
  • ボタンを留めた状態も確認する
  • 腕を上げたり曲げたりしてみる
  • 座ったときに窮屈ではないかを見る
  • 生地が不自然に余ったり引っ張られたりしていないか確認する
  • 普段合わせるシャツや靴なども想定する

サイズ表では分からない部分を確認できるのが試着です。可能であれば、普段その服を着用するときに近い状態で確認するとよいでしょう。

購入前に確認しておきたいサイズ情報

自分の寸法を把握したら、購入する商品の実寸やシルエットも確認しましょう。オンラインで購入する場合は、返品・交換の条件もあわせて確認しておくと安心です。

商品ごとの寸法を確認する

普段購入しているサイズが分かっていても、商品ごとの寸法を確認しましょう。特に、細身やゆったりとしたシルエットなど、デザインに特徴がある服は、S・M・Lなどの表記だけでは実際の大きさを判断しにくい場合があります。

オンラインで購入する場合も、商品ページに掲載されている実寸や採寸方法を確認すると判断材料になります。

オンライン購入では返品・交換条件も確認する

オンラインで購入する場合は、サイズ表だけでなく返品や交換の条件も確認しておきましょう。サイズ交換ができる期間や商品の状態など、条件はショップによって異なります。試着できない場合に備え、購入前に確認しておくと安心です。

既製服は「お直し」も選択肢

既製服では、自分の体型にすべての寸法がぴったり合うとは限りません。全体としてサイズが合っていても、袖や裾の長さなどが気になる場合があります。ジャケットの袖丈やパンツの裾丈などは、商品や仕様によって購入後に調整できることがあります。サイズに迷った場合は、購入する店舗でどの部分を調整できるのか相談するのも一つの方法です。

ただし、どこでも自由に直せるわけではありません。デザインや縫製、調整する部位によって対応できる範囲は異なります。購入後の調整を考えている場合は、あらかじめ確認しておきましょう。

関連記事:メンズ服は体型に合わせてどう選ぶ?覚えておきたい着こなしポイント

サイズが合っているか迷ったらどうする?

サイズが合っているか迷った場合は、一つの寸法だけを見るのではなく、服全体の状態を確認しましょう。肩や胸まわりに不自然な張りがないか、生地が余りすぎていないか、腕や脚を無理なく動かせるかなどが判断材料になります。袖丈や着丈についても、着用するアイテムやスタイルに合わせて確認します。

店舗で購入する場合は、スタッフに相談する方法もあります。自分では見えにくい横や後ろからの状態や、調整できる部分についても確認するとよいでしょう。

まとめ

メンズ服のサイズを選ぶ際は、S・M・Lなどの表記だけで判断せず、自分の身体寸法と服の仕上がり寸法を確認することがポイントです。普段着ている服を採寸し、新しく購入する一着と比較する方法もあります。

また、シャツやジャケット、パンツ、アウターでは、確認したい部分がそれぞれ異なります。試着では見た目と動きやすさを確認し、必要に応じてお直しも検討しましょう。自分の寸法を把握し、一着ごとの設計や着用感まで確認することで、自分に合ったサイズを判断しやすくなります。